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暖かく、野外で過ごしやすい気候になってきました。
それに伴い、いやぁーな「蚊」もやってくる季節です。
痒いのもイヤですが、ワンちゃんにとっては怖いフィラリアを運んでくるので、許せませんね。
蚊よけ対策をしても、まったく蚊に刺されないようにするのは、まず不可能です。
みなさん毎年、蚊の出る時期には、フィラリアの予防をするわけですが、
予防薬の種類が多すぎて、どれにすればいいのか迷いませんか?
そこで今回、フィラリアの予防薬をまとめてみました。
※ここにあげた商品以外にも、ジェネリック薬品や、個人で海外から輸入できる薬品もありますが、安全面を考慮し、日本の動物病院で入手できるものに限定しました。
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- スポットオン
- 飲み薬
- 注射薬
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1.スポットオン
【利点】
①手軽。
②薬を飲ませるのが難しい子にも投与できる。
③ほとんどの薬が、フィラリア以外の予防も併せてできる。
【欠点】
①多頭飼いの場合や、滴下部位を誤った場合、舐めることによる副作用が起こる可能性がある。
②まれに、滴下部位が一時的に脱毛することがある。
③価格が高め。
商品名 | 有効成分 | フィラリア | ノミ成虫 | ノミ卵 | 耳ダニ | 回虫・鉤鉤虫 | 毛包虫 | 疥癬虫 |
レボリューション | セラメクチン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✖ | ✖ |
アドボケート | モキシデクチン、イミダクロプリド | 〇 | 〇 | ✖ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2.飲み薬
チュアブル(おやつタイプ)
【利点】
①好んで食べてくれる(食べない子もいます)
②種類が多く、フィラリアだけの予防薬や、他の寄生虫も併せて駆虫できる薬もある。
③価格幅もいろいろ。
【欠点】
①有効成分が均一に入っていないので、大きいサイズを入手して分割して与えることはできない。
②食べてくれなかったとき、錠剤のように飲ませることはできないので、無駄になる。
有効成分 | フィラリア | ノミ | マダニ | 回虫・鉤虫 | 鞭虫 | 瓜実条虫 | 多包条虫 | |
ネクスガードスペクトラ | ミルベマイシンオキシム、アフォキソラネル | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✖ | ✖ |
シンパリカトリオ | モキシデクチン、サロラネル、ピランテルパモ酸塩 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ |
インターセプターSチュアブル | ミルベマイシンオキシム、プラジクアンテル | 〇 | ✖ | ✖ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
カルドメックチュアブルP | イベルメクチン、ピランテルパモ酸塩 | 〇 | ✖ | ✖ | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ |
モキシハートチュアブル | モキシデクチン | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ |
イベルメック | イベルメクチン、パモ酸ピランテル | 〇 | ✖ | ✖ | 〇 | ✖ | ✖ | ✖ |
錠剤
【利点】
①安価。
②複数頭飼っている場合など、大きいサイズを体重に合わせて分割投与可能。
③食べ物に混ぜて食べてくれる子には、与えやすい。
【欠点】
①錠剤を飲ませるのが難しい。
②飲んだふりをして、どこかに吐き出していることがある。
商品名 | 有効成分 | フィラリア | 回虫・鉤虫 | 鞭虫 |
ミルベガード錠(高嗜好性錠剤;かまぼこ風味) | ミルベマイシン | 〇 | 〇 | 〇 |
ミルベマイシンA錠 | ミルベマイシン | 〇 | 〇 | 〇 |
ハートメクチン錠 | イベルメクチン | 〇 | ✖ | ✖ |
3.注射薬
【利点】
①年1回で済む。
②確実に投薬できる。
【欠点】
①副作用の割合が高い。(子犬・老齢犬・持病のある子など不可)
②体重の増減に対応できない。
③病院へ行く必要がある。
商品名 | 有効成分 | フィラリア |
プロハート | モキシデクチン | 〇 |
モキシデックSR | モキシデクチン | 〇 |
4.注意‼
☆今季飲み始める前に、動物病院でフィラリア検査を受けてくださいね!
(すでにフィラリアに感染していて、血液中にミクロフィラリアがいると、
それらが一斉に死滅して、ショックを起こすからです)
☆近年は、地球温暖化や地下街の発達などにより、冬でも「蚊」を見かけることがあります。
5月~11月だけではなく、一年中予防薬を投与する方法もあります。
その場合、フィラリア検査は不要です。
5.まとめ
1.フィラリアの予防薬には、①スポットオン②飲み薬(おやつタイプ・シンプルな錠剤)③注射、といろんなタイプがあります。お家の子の性格や、ライフスタイルに合わせて選んでください。
2.たくさんの寄生虫に対する予防効果がある薬は、複数の種類の薬が入っているので、その分副作用 が起きる確率も高くなります。また、価格も高くなる傾向があります。
3.フィラリアの予防には単体の薬で対応し、野外に出かける機会の多い子には、別途ノミ・マダニ対策の薬を使う、など使い分けるのもひとつの方法です。
ワンちゃんとの、幸せライフを願っています。
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